【柔整報道】[詐欺]元同級生の消防士と共謀してウソのケガで保険金詐取した柔道整復師を逮捕 2018.01.24

柔整報道

各種メディアから配信された柔道整復師が関わる報道です。
配信元で実名・施術所名が明記されていても当サイトでは伏せて引用する場合があります。

報道

2018年1月に大手メディアで報道された柔道整復師による保険金詐欺です。

消防士と整骨院院長を逮捕 偽の診断書で保険会社から現金詐取の疑い 2人は同級生、犯行重ねたか/朝霞署
2018.01.24
埼玉県の朝霞署は24日、詐欺容疑で、新座市栄4丁目、埼玉県南西部消防本部元消防士で無職の男(37)と、富士見市鶴馬2丁目、整骨院院長の男(37)を逮捕した。

逮捕容疑は、2015年12月ごろから16年4月ごろにかけて、元消防士の当時部下だった男性を整骨院院長が経営するふじみ野市内の整骨院に受診させ、肩などにけがを負って約75日間通院治療をしたように装った診断書を作成。損害保険会社に傷害保険金を請求して、現金11万2500円をだまし取った疑い。2人は容疑を認めている。

埼玉新聞より引用 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00010006-saitama-l11

事件の概要

埼玉県ふじみ野市内の整骨院で、
院長の柔道整復師が、
共犯である消防士の部下だった男性を受診させ、虚偽の外傷を装って約75日間通院したとする虚偽の診断書を作成損害保険会社から傷害保険金11万2500円を詐取しました。

逮捕容疑は詐欺(傷害保険金詐取)です。

犯行は2015年12月~2016年4月に行われました。
逮捕・起訴は2018年1月です。

同2人が同様の手口で犯行を重ねていた可能性があるとして余罪が追及されました。

容疑者

整骨院の院長 柔道整復師(氏名非公表)(37歳)
埼玉県南西部消防本部消防士(氏名非公表)(37歳)
の2人です。

柔道整復師は埼玉県富士見市鶴馬2丁目に住んでいました。
埼玉県ふじみ野市内で整骨院を経営する院長でした。

共犯の消防士は新座市栄4丁目に住んでいました。
犯行が行われた時期は埼玉県南西部消防本部消防士として在籍し、その後は懲戒免職処分となり逮捕時は無職でした。

被害者

傷害保険金を不正請求され支払わされた損害保険会社です。

その他関連情報

柔道整復師消防士の容疑者2人は高校時代の同級生でした。

埼玉県南西部消防本部の複数職員で組織する任意の運動サークルが傷害保険に団体加入していて、その保険が悪用されました。
容疑者の消防士から整骨院への受診を勧められた別の部下が上司に相談したことにより犯行が発覚しました。
同消防本部は2016年10月に容疑者の消防士を懲戒免職処分にしたことにより、逮捕報道時は無職でした。

容疑者の消防士本人が患者として通院したわけではなく、その部下を通院させて犯行に巻き込みました。

事件後の経過

逮捕後の報道は見つからず事件後の経過については不明です。

この逮捕について、一般社団法人 日本損害保険協会から埼玉県朝霞警察署に対し感謝状が贈呈されています。

埼玉県朝霞警察署に感謝状を贈呈
2018.03.15
整骨院の水増し請求詐欺事件検挙に感謝の意
日本損害保険協会 北関東支部委員会(委員長:飯村 正紀・三井住友海上火災保険株式会社 埼玉支店長)では、3月7日(水) に、埼玉県朝霞警察署へ感謝状を贈呈しました。
本件は、整骨院院長元消防士と結託して、通院回数を水増しして傷害保険金を請求した詐欺事件に関し、本年1月に接骨院の院長ら2名が検挙されたことについて、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献があったとして、感謝の意を表したものです。

一般社団法人 日本損害保険協会より引用 https://www.sonpo.or.jp/news/branch/kitakanto/2017/1803_06.html

同協会および朝霞警察署は以下のような声明を発表しています。

日本損害保険協会 北関東支部委員会委員長
「傷害保険のお支払いに関しては、お客さまの申し出に基づいて、必要な治療費用が賄えるよう対応している。その一方で、保険制度を悪用し保険金を詐取する者に対しては、他の善良な保険契約者の保険料引き上げに繋がることがないよう、断固とした対応を取っている。」
朝霞警察署長
「今後も警察と損保で協力しながら、不当事案に対処していきたい。反社勢力の動きも垣間見える中においては、緊密な連携が非常に重要になる。」

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