【柔整報道】[詐欺]15年間7000日分の通院日数水増した交通事故保険金詐欺の柔道整復師を逮捕 2018.10.29

柔整報道

各種メディアから配信された柔道整復師が関わる報道です。
配信元で実名・施術所名が明記されていても当サイトでは伏せて引用する場合があります。

報道

2018年3月と4月に大手メディアで報道された柔道整復師による保険金詐欺です。

通院日数約7000日分を水増し 接骨院院長を逮捕
2018.10.29
接骨院の院長と共謀して交通事故のけがの治療の通院日数を水増しし、保険会社から保険金をだまし取ったとして37歳の患者の男が逮捕されました。
警察によりますと、すでに逮捕・起訴されている接骨院の院長は、15年ほど前から同様の手口で7000日分を水増しし、保険金をだまし取っていたとみられています。

テレビ朝日より引用 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000139544.html

茅ケ崎市の消防士を逮捕 接骨院通院水増し保険金詐取で県警
2018.10.29
交通事故に伴い接骨院に通院した日数を水増しして保険金をだまし取ったとして、寒川町で接骨院を経営する男と通院患者が逮捕された事件で、県警交通捜査課と平塚署は29日、詐欺の疑いで新たに茅ケ崎市消防本部の消防士(37)=寒川町=を逮捕した。一連の事件での逮捕者は9人となった。
 県警はこれまでに同容疑で接骨院経営の柔道整復師(77)=同罪で公判中=や、20~60代の患者の男7人を逮捕していた。保険金の算定基準となる通院日数を水増しする手口で、不正に損害保険会社から保険金を詐取していたという。被害額は計約1400万円に上るとみられる。

神奈川新聞より引用 https://www.kanaloco.jp/article/entry-38239.html

通院日水増し詐欺か 消防署員逮捕
2018.10.29
神奈川県茅ヶ崎市の37歳の消防署員が、接骨院に通院した日数を水増しして損害保険会社から慰謝料などおよそ71万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。調べに対し容疑を否認しているということです。
すでに詐欺の罪で起訴されている接骨院の院長は警察のこれまでの調べに対し、「15年ほど前から多くの客と一緒に保険金をだまし取っていた」と供述しているということです。警察は院長らが保険金を少なくとも1000万円以上不正に請求していたとみて詳しいいきさつを調べています。

NHKより引用 http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20181029/1050004357.html

事件の概要

神奈川県寒川町内の整骨院で、
院長の柔道整復師が、
共犯者9人と共謀して、
交通事故の施術での通院日数を水増しする等の手口で計1400万円超の保険金や慰謝料等を詐取しました。

逮捕容疑は詐欺(交通事故保険金詐取)です。

犯行は2015年12月以降に行われました。
逮捕は20年月です(その後にも再逮捕)。

容疑者

柔道整復師(氏名非公表)(77) 神奈川県寒川町在住
茅ヶ崎市消防署 消防士長 S.H.容疑者(37) 神奈川県寒川町在住
損害保険会社の担当者の男(氏名年齢非公表)
の3人の他、報道されていない7人を含めて計10人です。

柔道整復師の容疑者(77)は神奈川県寒川町在住でした。
犯行が行われた神奈川県寒川町内の接骨院を経営する院長でした。

被害者

交通事故保険金を不正請求され支払わされた損害保険会社です。

その他関連情報

2018年10月の各社報道では茅ヶ崎市消防署 消防士長 S.H.容疑者(37)の逮捕とその容疑が詳細に報道されましたが、共謀したとされる柔道整復師の容疑者(77)は既に別件の複数の保険金詐欺で逮捕・起訴され公判も開始されていました。

柔道整復師の容疑者(77)は経営する接骨院で他の患者とも共謀して同様の犯行を行いました。
逮捕された患者の中には、交通事故後に損害保険会社の担当者の男から「行かなくても行ったことにしてくれる」と同接骨院を紹介されて来院したケースもあったとのことです。

柔道整復師は逮捕後に
「1994年の開院以来、延べ約13500人の患者に施術したが、その約半数で水増し請求をしていた」
「特殊な治療していたら警察から水増しの不正を指摘された。今は一切不正はしておらず、申し訳ないことをした」と話したとのことです。

判明しているだけで、同様の手口で約15年前から7000日分を水増しし、今回の逮捕容疑だけでも1400万円超を詐取しました。

事件後の経過

逮捕後の報道は見つからず事件後の経過についてはほとんど不明です。

この逮捕について、神奈川県損保警察情報連絡協議会から神奈川県警に対し感謝状が贈呈されています。

神奈川県警察本部、平塚警察署に感謝の意
2019.01.09
神奈川県損保警察情報連絡協議会(会長:嶋田 浩・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 神奈川保険金サービス部長)は、12月21日(金)に神奈川県警察平塚警察署、25日(火)に同警察本部交通捜査課に感謝状を贈呈しました。
本件は、接骨院経営者と自動車事故に遭い負傷し同院で受診した者が共謀して施術日数の水増しを行った自動車保険金詐欺事件において、神奈川県警察本部交通捜査課と平塚警察署が、周到綿密な粘り強い捜査により検挙したことにより、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をした功績に、感謝の意を表したものです。

一般社団法人 日本損害保険協会より引用 https://www.sonpo.or.jp/news/branch/minamikanto/2018/1901_01.html

同協議会および福井県警は以下のような声明を発表しています。

協議会会長
「損害保険事業は、善良なお客様からの保険料をもとに、不幸にも事故に遭われた方々に保険金をお支払いするという社会公共性の高い事業であり、保険金不正請求を行う者に対して、毅然とした態度で対処していくので、引き続き連携をさせていただきたい。」

神奈川県警
「検挙につながれば他の保険金不正請求に対する抑止になる。引き続き損害保険業界と連携して、犯罪者に断固とした態度で臨んでいきたい。」

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