各種メディアから配信された柔道整復師が関わる報道です。
配信元で実名・施術所名が明記されていても当サイトでは伏せて引用する場合があります。
報道
2018年8月に大手メディアで報道された柔道整復師による保険金詐欺です。
19人共謀、交通事故を偽装 保険金1500万円詐取疑い 茨城の22~52歳、分担し犯行
産経新聞より引用 https://www.sankei.com/article/20200115-LEI6BXIRKVIC5F6VGS4KEMUQ74/
2020.01.15
共謀して交通事故を偽装し保険金をだまし取ったとして、県警は14日、詐欺の疑いで、つくば市鹿島台、中古車販売業、八田信瑛被告(33)=詐欺罪で起訴=ら19人を追送検したと発表した。グループの構成員が運転する車を別のメンバーの車にぶつけ、事故と偽って保険金を詐取していたとされ、被害額は計約1500万円に達しているという。県警は余罪についても追及する。
8月の事件では、同乗していた3人がけがをしたとして、牛久市ひたち野東、柔道整復師、T.H.容疑者(46)=詐欺容疑で逮捕=が経営する整骨院で施術したように装い、施術費として約80万円の保険金を詐取したという。
保険金詐取容疑で19人逮捕 交通事故偽装などで総額1500万円 茨城
毎日新聞より引用 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00000038-mai-soci
2020.01.15
交通事故を偽装したり、負傷者に施術したように装ったりして総額約1500万円の保険金をだまし取ったとして、茨城県警は14日、▽つくば市鹿島台、中古車販売業、H.N.(33)▽同市上河原崎、介護施設職員、M.K.(36)▽牛久市ひたち野東1、柔道整復師、T.H.(46)の3容疑者をはじめ22~52歳の男女計19人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。3容疑者を含む17人が容疑を認めている。
18年8月の事故では、3人が負傷したとして、T.H.容疑者が営む整骨院を訪問。T.H.容疑者は3人と共謀し、施術したように装い、施術費として保険金約80万円をだまし取ったとされる。
事件の概要
茨城県牛久市内の整骨院で、
院長の柔道整復師が、
共犯者18人と共謀して、
故意に交通事故を起こしたうえ施術をしていないのに施術証明書を作成する等の手口で計3件の詐欺で約1500万円の保険金等を詐取しました。
逮捕容疑は詐欺(交通事故保険金詐取)です。
犯行は2017年5月以降に行われました。
逮捕は2020年1月です。
容疑者
柔道整復師 T.H.容疑者(46) 牛久市ひたち野東1在住
中古車販売業 H.N.容疑者(33) つくば市鹿島台在住
介護施設職員 M.K.容疑者(36) つくば市上河原崎在住
会社員 N.M.被告(33) 土浦市中高津在住
の4人の他、報道されていない15人を含めて計19人です。
※報道された3件の犯行で別々に逮捕された容疑者をまとめて記しました。在住地は報道からの情報です。
犯行が行われた茨城県牛久市の整骨院を経営する院長でした。
被害者
交通事故保険金を不正請求され支払わされた損害保険会社です。
その他関連情報
事件の概要
中古車販売業 H.N.容疑者(33)が3件全ての犯行を主導しました。介護施設職員 M.K.容疑者(36)はH.N.容疑者に借金があり、その返済のため2人で他の容疑者を誘い犯行を重ねました。
3件のうち2件は物損事故扱い、人身事故扱いとなった2018年8月の偽装事故1件にのみ柔道整復師 T.H.容疑者(46)が関与し、施術費約80万円を詐取しました。
T.H.容疑者(46)が院長を務めていた整骨院は牛久市内にありました。
xx整骨院
牛久市さくら台x-xx-x
この整骨院は容疑者が開業した個人の施術所で、施術所名称は容疑者の本名が由来となっていました(名称は伏字にしました)。
住宅兼施術所のような外観で、道路に面する側にスロープ仕様になっている出入口があり、白地に青字の1柱式突き出し看板に施術所名が記されていました。
報道後には施術所名が一時的に変更され営業が続けられていました。
事件後の経過
柔道整復師の容疑者は場所を変えて整骨院の営業継続
逮捕後の報道は見つからず事件後の経過についてはほとんど不明です。
T.H.容疑者(46)は犯行当時から茨城県xxxxx会の会員で、現在も同会の公式ホームページに容疑者の整骨院が紹介されています。
報道直後まではxx整骨院(漢字2文字)→その後まもなくzzz整骨院(ひらがな3文字)と施術所名が変わり、2022年頃には隣の敷地にあるテナントに施術所が移転して現在も営業が続けられています。
元の店舗には放課後等デイサービスが入居して運営されています(容疑者との関係は不明)。
日本損害保険協会から警察へ感謝状
この一連の事件について、茨城県損保警察情報連絡協議会から茨城県警に対し感謝状が贈呈されています。
保険金詐欺に関与した19名を検挙! 茨城県警察に感謝状
一般社団法人 日本損害保険協会より引用 https://www.sonpo.or.jp/news/branch/minamikanto/2020/2012_03.html
2020.12.16
茨城県損保警察情報連絡協議会(会長:関口 泰久・東京海上日動火災保険株式会社 茨城支店長)は、11月27日(金)に茨城県警察本部交通部交通指導課、茨城県土浦警察署、茨城県つくば警察署に感謝状を贈呈しました。
本件は、主犯が数名の関係者と共謀し複数の偽装交通事故を引き起こして保険金を詐取し、総勢で19名の関係者が検挙された事件です。それぞれの事故は主犯が中心となって主導したもので、その他の関係者は他事故への関与はなく、複数の偽装交通事故に対して周到綿密な粘り強い捜査が続けられた結果、事件の全容が解明するに至りました。
同協会は以下のような声明を発表しています。
茨城県損保警察情報連絡協議会会長
「巧妙に仕組まれた保険金詐欺に対し、損保業界には毅然とした態度で対処していく社会的使命があると考えており、引き続き、ご指導・ご支援を賜りたい。」
「当協議会では、損害保険事業の健全な運営のため、今後も、警察等と連携しながら不正請求排除に向けて取り組んでまいります。」
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