各種メディアから配信された柔道整復師が関わる報道です。
配信元で実名・施術所名が明記されていても当サイトでは伏せて引用する場合があります。
報道
2022年6月に大手メディアで報道された柔道整復師による健康保険の不正請求詐欺です。
1回目逮捕時の報道
偽申請書で療養費詐取疑い 大阪の整骨院元院長逮捕
産経新聞より引用 https://www.sankei.com/article/20220601-QAXUIARNX5J5VNRRBGDP4EKMEU/
2022.06.01
大阪市浪速区の整骨院で男女4人に柔道整復施術をしたとする虚偽の申請書を市に提出し、療養費計約230万円をだまし取ったとして、大阪府警は1日、詐欺容疑で元院長、O.K.容疑者(34)=同府門真市古川町=を逮捕した。府警によると容疑を認めている。
通院歴ない”患者”を「健康保険使い治療」と230万詐取疑い 整骨院元院長逮捕
関西テレビより引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/11619d07bdc7b3019a47e5ca19f7c0732b5b8953
2022.06.02
整骨院の元院長が健康保険を使って患者を治療したように装い、大阪市から治療費をだまし取った疑いで逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは門真市の元整骨院院長・O.K.容疑者(34)です。
起訴時の報道
「保険証を貸して」と知人に依頼 通院歴ない患者の治療費1000万円超詐取か 門真市の整骨院元院長
関西テレビより引用 https://news.yahoo.co.jp/articles/75ac3bdc4b4d5e3a6d12b6986bdf1a78c32810d2
2022.07.22
整骨院の元院長が大阪市から治療費をだまし取った疑いで逮捕された事件で、被害額が1000万以上に上ることが分かりました。
門真市の元整骨院院長・O.K.被告(34)は、おととし10月までの約3年間、経営する整骨院で通院歴のない患者20人の健康保険を使って治療したと偽り、大阪市から治療費約1075万円をだまし取った罪で起訴されました。
事件の概要
大阪府大阪市浪速区内の鍼灸整骨院で、
院長の柔道整復師が、通院していない患者の健康保険を利用して、通院・施術したと偽り少なくとも1000万円超の保険金(療養費)を詐取しました。
逮捕容疑は詐欺(療養費詐取)です。
犯行は2017年以降に行われました。
逮捕は2022年6月です。
この柔道整復師は容疑を認め、この他にも余罪が追及されました。
容疑者
柔道整復師 O.K.容疑者(34) 大阪府門真市古川町在住
です。
O.K.容疑者(34)は犯行が行われた大阪府大阪市浪速区稲荷の鍼灸整骨院を経営する院長でした。
被害者
柔道整復師療養費を不正請求され支払わされた大阪市です。
その他関連情報
知人らに「保険証を貸してほしい」などと頼み、目的を告げずに健康保険に関する情報を入手していました。そして2017年から約3年間、経営する鍼灸整骨院でその健康保険を悪用して治療したと偽り、大阪市から治療費をだまし取りました。
大阪市民から「医療費のお知らせ」に身に覚えのない治療歴があると大阪市に相談があったことで犯行が発覚しました。
4人の市民から約230万円を詐取したことで最初に逮捕され、その後の捜査で少なくとも計21人分・1095万8849円の不正請求・詐取が確定しました。
容疑者は「実際は施術していないのにしたことにし、お金をだまし取ったことに間違いありません」と容疑を認めています。
施術所
容疑者が院長を務めていた鍼灸整骨院は大阪府大阪市浪速区内にありました。
xx鍼灸整骨院
大阪市浪速区稲荷x-x-xx
西xxxxxxxビル405
鍼灸整骨院は容疑者が開業した個人の施術所です(名称は伏字にしました)。
保険証を悪用された市民が大阪市に相談→大阪市が調査結果を大阪府警に情報提供した2020年10月に突然廃業しました。
事件後の経過
実刑判決
近畿厚生局からの発表によると、大阪地方裁判所において
懲役3年6か月の実刑判決
が言い渡され刑が確定しました。
厚生局から公的健康保険取り扱い制限
近畿厚生局が2025年3月10日付けで、柔道整復師 O.K.容疑者(34)に対して受領委任の取扱いの中止相当の措置を発表しました。この容疑者は公的健康保険の取り扱いも制限されています。
柔道整復施術療養費の受領委任の取扱いの中止相当について
令和7年3月10日
1 対象となる柔道整復師
施術管理者 O.K.(37歳)
施術所名 xx鍼灸整骨院
開設者 O.K.
※当該柔道整復師は、令和2年10月20日付けで受領委任の取扱いを辞退していることから中止相当としている。2受領委任の取扱いの中止相当年月日
令和7年3月10日
(当該柔道整復師は、原則として以後5年間は療養費の受領委任の取扱いができない。)
4監査を行うに至った経緯
保険者から不正請求の疑いがあるとして情報提供があり、また、療養費を詐取したとする詐欺容疑で当該柔道整復師が逮捕されたとの報道があった。その後、大阪地方裁判所において、懲役3年6か月の実刑判決が言い渡され刑が確定したことから、当該柔道整復師に対して監査を実施した。5受領委任の取扱いの中止相当に至った主な事由
近畿厚生局より引用 https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/000389272.pdf
(1)不正事項
施術を行っていないにもかかわらず、施術を行ったものとして、療養費を不正に請求していた。
(2)監査時に判明した不正請求額
平成29年5月から令和2年9月までの施術分
21名分金額 10,958,849円
(参考)けんぽれん大阪連合会
広報誌「かけはし」2025年4月 No.643
「柔道整復施術療養費にかかる受領委任の取り扱いの中止相当について」(実名・施術所名の記載あり)
https://www.kenpo.gr.jp/osaka/magazine/643/page_06.htm
(参考)大阪府 報道資料
「柔道整復施術療養費の受領委任の取扱いの中止相当について」(実名・施術所名の記載あり)
2025年03月10日
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100080/prs_50911.html
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